所沢ミューズで催されたスタニスラフ・ブーニンのコンサートに行って来ました。

ショパンコンクールで優勝して以来、ブーニンは世界的に活動していました。また、亡命後には演奏活動のみならず社会貢献活動にも情熱を注いでいました。

そんなブーニンを突然病魔が襲い、９年間も活動を休止していました。「もう生きている意味がない」と思うほど絶望した日々もあったようです。

２０２２年、苦難を乗り越えブーニンは復帰しました。

「ゼロからのスタート」「完璧ではなくても、感動を与えられる美しい演奏を届けたい」と語るブーニン。

「復帰出来て良かった！」という気持ちと、「どんな音を奏でてくれるのかな？」という思いで会場に向かいました。

演奏会を終えて・・・

演奏はところどころ手や足の不具合のせいか少しもどかしいところがありましたが、前と変わらない音に感銘を受けました。

今のブーニン自身をそのまま表している感じでした。

ブーニンの芯のある音が大好きです。